助成一覧 2010年度(平成22年度)

< 助成一覧トップページへ

 2010年度においては、都市・居住環境の整備及び国土・資源の有効利用等による国民生活環境の向上、我が国学術の発展並びに学術の国際交流を図るため、この目的にかなった次の事項に対して事業を行った。

1. 研究助成 33件 4,235万円
2. 研究者交流援助 4件 1,000万円
3. 国際学術交流援助 13件 650万円
総 計 50件 5,885万円

1.研究助成

 前記の目的に該当する研究を行なう研究者又は研究グループで、その研究が主として学際的に行なわれるものを、自然科学系は別記学会の代表者、人文・社会科学系は別記大学の学長・大学院研究科長、研究所長等に推薦を依頼した。
 その結果、44件(自然科学系38件、人文・社会科学系6件)の推薦があり、これに対して2回にわたる選考委員会を開き慎重に審議を行ない、下記33件(新規19件、継続14件)を選定し、理事会に諮って決定した。

2010年度研究助成採択者及び助成金額

(1) 新規助成

氏 名 所属 推薦機関 研究課題等 助成金額
(万円)
大崎 純 広島大学大学院
工学研究院
教授
日本建築学会 鋼構造骨組の制振ディバイス最適化のための数値実験システムの開発 105
小川厚治 熊本大学大学院
自然科学研究科
教授
日本建築学会 偏心をもつ鋼構造骨組の地震応答解析用単純化動力学モデル 165
向出静司 大阪大学大学院
工学研究科
助教
日本建築学会 鋼構造露出柱脚に適用するための鋼管型ダンパーの開発 80
神田 順 東京大学
新領域創成
科学研究科
教授
日本建築学会 球形ドームに作用する変動風圧力に関する研究 160
柏 尚稔 大阪大学大学院
工学研究科
助教
日本建築学会 杭の損傷を低減させるための杭周囲地盤改良法の開発 120
瀧野敦夫 大阪大学大学院
工学研究科
助教
日本建築学会 3次元有限要素解析を用いた伝統的木造建築物の耐震性能解析に関する研究 145
成田 剛 日本工業大学
工学部准教授
日本建築学会 ラオス国シェンクアン仏教寺院遺跡群保存のための修復技法に関する研究-シム(仏堂)遺構の緊急倒壊防止工事の実施と基礎・基壇の構造調査- 135
小林克弘 首都大学東京大学院
都市環境科学
研究科教授
日本建築学会 コンバージョン建築海外事例に関する調査研究-日本国内におけるコンバージョン・デザインの向上を目指して 115
増田幸宏 豊橋技術科学大学
建築・都市
システム学系
准教授
日本建築学会 災害に対する建物のレジリエンス(機能障害からの復旧能力)を評価する手法の開発と新たな災害保険制度への応用研究 125
呉 智深 茨城大学
工学部教授
土木学会 橋梁構造物の早期損傷検知およびヘルスモニタリングのための動的ひずみ分布光ファイバセンシング技術の開発 160
長井宏平 東京大学大学院
工学系研究科
特任講師
土木学会 縮退する中山間集落の広域との整合性のある持続再生 125
長山智則 東京大学大学院
工学系研究科
講師
土木学会 安価な無線センサを利用した地震時構造物挙動観測システムの構築 125
ボンコッゲサクル・ナタコーン 高知工科大学
社会マネジメント
研究所助教
土木学会 橋梁全体のLCC最小化を成す定期点検戦略 120
吉川弘道 東京都市大学
総合研究所
教授
土木学会 既存構造施設に対する日欧米統合型地震リスク評価手法の開発と巨大災害保険ポートフォリオへの適用に関する研究 145
佐野友紀 早稲田大学大学院
人間科学学術院
准教授
日本火災学会 高層建築物内に存する保育施設の実効性のある避難安全計画 180
鈴木素之 山口大学
大学評価室
准教授
地盤工学会 大型土槽の高エネルギー締固め土に対するコーン貫入試験ならびに既設道路盛土の締固め度の推定法の確立 210
小川原正道 慶應義塾大学
法学部准教授
慶應義塾大学 近代日本における国土・地域開発と華士族-旧臣会を中心に 200 
森 知也 京都大学
経済研究所
教授
京都大学
経済研究所
空間経済のフラクタル構造と中心地法則性に関する実証・理論分析およびその政策的含意 85 
杉山正明 京都大学大学院
文学研究科
教授
京都大学大学院
文学研究科
モンゴル時代の「知」の東西-百科事典を中心に- 150 
計 19件 2,650


(2) 継続助成

氏 名 所属 推薦機関 研究課題等 助成金額
(万円)
山田 哲 東京工業大学
建築物理研究
センター准教授
日本建築学会 鋼構造建築の倒壊に対する安全余裕度の定量的評価と倒壊回避策の策定 100
高井伸雄 北海道大学大学院
工学研究科
准教授
日本建築学会 軟弱泥炭地盤宅地における総合的地震被害評価手法の開発 100
福井恒明 東京大学大学院
工学系研究科
特任准教授
日本建築学会 ロードサイド型コンパクトシティに関する研究 140
飛ヶ谷潤一郎 東北大学大学院
工学研究科
准教授
日本建築学会 南イタリアのルネサンス建築に見られる中世的要素 140
菅原進一 東京理科大学
火災科学研究
センター教授
日本火災学会 火災研究情報リポジトリの構築 80
高見沢 実 横浜国立大学大学院
工学研究院教授
日本都市計画学会 都市計画受賞作品の変遷からみる都市計画の歴史と現在 90
山本晴彦 山口大学
農学部教授
農業農村工学会 都市水資源の有効活用を考慮した雨水利用型大規模屋上緑化によるヒートアイランド緩和効果の評価 115
伊津野和行 立命館大学
理工学部教授
土木学会 災害弱者を守る減災システムと防災ユニバーサルデザインの提案 100
松本高志 北海道大学大学院
工学研究科
准教授
土木学会 高耐久性施設に向けたCFRP構造の耐荷機構解明と部材設計法の構築 95
田中尚人 熊本大学大学院
自然科学研究科
准教授
土木学会 日仏の事例分析による文化的景観を基盤とした農村観光支援政策の研究 140
林 豊 気象研究所
地震火山研究部
主任研究官

土木学会

津波のコーダと移動自乗平均振幅に基づくリアルタイム津波減衰予測 130
横山勝英 首都大学東京
都市環境学部
准教授
土木学会 河口域における有機懸濁物質の生成、輸送、堆積過程が地形・底質形成におよぼす影響 170
宇佐美文理 京都大学大学院
文学研究科
准教授
京都大学大学院
文学研究科
新発見の『山西長城辺垣布陣図』(仮称)の研究と修復保存 95
小林博人 慶應義塾大学大学院
政策メディア研究科
准教授
慶應義塾大学 地方における森林資源および環境技術の利活用による地域コミュニティ再生の研究-日米産学共同研究による地方集落再生:滋賀県長浜市田根地区の山村集落を対象として-  90
計 14件 1,585
研究助成合計 33件 4,235


2.研究者交流援助

自然科学系、人文・社会科学系ともそれぞれ別記大学の学長等へ候補者の推薦を依頼した。
 その結果、短期派遣0件、長期派遣7件、短期招へい4件、長期受入れ0件の推薦があった。これに対して理事会において慎重に審議した結果、次のように、長期派遣3件、短期招へい1件を決定した。

(1) 短期派遣

 本事業は、顕著な研究業績を有し、学術の国際交流に貢献するため外国において、活発な研究活動を行なっている研究者と討論、あるいは大学等で特別講演等を行なう我が国の上級研究者(教授級)に対して、派遣期間は、3ヵ月以内とし、渡航費(往復)、外国内旅費及び滞在費15,000円/日の援助を行なうものである。

(2) 長期派遣

 本事業は、すぐれた研究業績を有し、外国において単独、又は共同の研究を行ない、その研究分野の発展に寄与する中堅研究者(准教授、講師、助教)に対して、派遣期間は、原則として1ヵ年とし、渡航費(往復)及び滞在費10,000円/日を援助するものである。

派遣関係(長期)

申請者 研究課題 派遣先 派遣期間 日数 援助
金額
(万円)
氏名 所属機関・職名
兼松 学 東京理科大学
理工学部准教授
電気抵抗トモグラフィ技術による鉄筋腐食の非破壊測定手法の開発 アメリカ 11.9.1

12.8.31
366 320
松島亘志 筑波大学大学院
システム情報工学研究科准教授
革新的な粒状体力学理論の構築とその防災・環境工学応用 イギリス 11.7.1

12.6.30
366 320
塩見康博 京都大学大学院
工学研究科
助教
高速道路における動的交通流マネジメント手法に関する研究 オランダ 11.4.1

12.3.30
366 310
派遣(長期) 計 3件 950
派遣合計 3件 950

(3) 短期招へい

本事業は、顕著な研究業績を有し、学術の国際交流に貢献するため、我が国において活発な研究活動を行なっている研究者と討論、あるいは大学等で特別講演等を行なう外国の上級研究者(教授級)に対して、招へい期間は、3ヵ月以内とし、渡航費(往復)、国内旅費及び滞在費17,000円/日を援助するものである。

申 請 者 受入れ研究者 研究課題 期間 援助
金額
(万円)
氏 名 所属機関
・職名
氏 名 所属機関
・職名
国籍
一方井誠治 京都大学
経済研究所
教授
エリック・ポンテウ EU経済社会委員会
ユニット長
ベルギー 日・EUの比較による低炭素社会構築にかかる政策研究 11.6.25

11.7.9
15日間
50
受入れ 計 1件 50
研究者交流援助合計 計 4件 1,000

(4) 長期受入れ

本事業は、我が国において単独、又は共同の研究を行ない、その研究分野の発展に寄与する有能な中堅研究者(准教授級)及び若手研究者(助教、大学院学生)を対象としている。
 中堅研究者に対しては、その受入れ期間は、3ヵ月以上1ヵ年以内とし、渡航費(往復)及び滞在費10,000円/日を援助する。なお、必要ある場合は、国内旅費を支給することがある。又若手研究者に対しては、その受入れ期間は、原則として1ヵ年とし渡航費(往復)及び滞在費190,000円/月を支給する。すでに我が国に滞在中の研究者には滞在費のみを援助する。なお、必要ある場合は、国内旅費を支給することがある。



3.国際学術交流援助

 本事業は、我が国で開催される国際研究集会(シンポジウム、セミナー等小規模のものを含む)の運営費の一部特にプロシーデングなどの刊行費の援助及び国際的な共同研究(2国間の共同研究を含む)に対する援助を行なうものである。
 2010年度は、次のとおり援助を行なった。

国際研究集会開催援助

会 議 名 申請者 期間 金額
(万円)
摘要

第12回走査プローブ顕微鏡国際会議 組織委員長
東京大学
生産技術研究所准教授
高橋琢二
10. 5.10~
5.12
50 -
第12回磁性流体国際会議 実行委員長
同志社大学大学院
工学研究科教授
山口博司
10. 10.4~
10.8
50 -
第6回有機フォトクロミズム国際シンポジウム 組織委員長
横浜国立大学大学院
工学研究院教授
横山 泰
10.10.17~
10.21
50 -
第15回光エレクトロニクス・光通信国際会議 運営委員長
北里大学理学部教授
吉國裕三
10. 7.5~
7.9
50 -
第5回世界構造制御モニタリング会議 実行委員長
慶応義塾大学理工学部
教授
三田 彰
10.7.12~
7.14
50 -
第23回国際小児外科リサーチシンポジウム 組織委員長
順天堂大学医学部教授
山高篤行
10. 9.12~
9.14
50 -
第9回世界自動化会議 組織委員長
兵庫県立大学大学院
工学研究科教授
畑  豊
10. 9.19~
9.23
50 -
第22回半導体レーザ国際会議 組織委員長
東京工業大学
精密工学研究所教授
小山二三夫
10. 9.26~
9.30
50 -
建設バーチャルリアリティ国際会議 組織委員長
宮城大学
事業構想学部教授
蒔苗耕司
10. 11.4~
11.5
50 -
医療関連感染とその対策国際セミナー 実行委員長
東京大学
生産技術研究所教授
加藤信介
10. 11.17 50 -
アジアにおける持続可能な都市環境デザイン国際会議 実行委員長
東北文化学園大学
科学技術学部教授
須藤 諭
10. 11.20 50 -
第9回ナノ分子エレクトロニクス国際会議 組織委員長
東京工業大学大学院
理工学研究科教授
岩本光正
10. 12.14~
12.16
50 -
国際フォーラム「1300年前の東アジア地域交流」 実行委員長
名古屋大学大学院
国際言語文化研究科教授
胡  潔
11. 2.19~
2.20
50 -
国際研究集会 計 13件 650  
国際学術交流援助合計 計13件  650