助成一覧 2011年度(平成23年度)

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 2011年度においては、都市・居住環境の整備及び国土・資源の有効利用等による国民生活環境の向上、我が国学術の発展並びに学術の国際交流を図るため、この目的にかなった次の事項に対して事業を行った。

1. 研究助成 33件 4,510万円
2. 研究者交流援助 4件 1,140万円
3. 国際学術交流援助 5件 250万円
総 計 42件 5,900万円

1.研究助成

 前記の目的に該当する研究を行なう研究者又は研究グループについて、自然科学系は別記学会の代表者、人文・社会科学系は別記大学の学長等に推薦を依頼した。
 57件(自然科学系49件、人文・社会科学系8件)の推薦があり、選考委員会において慎重に検討を行い、下記のとおり33件(新規17件、継続16件)を選考し、理事会に諮って決定した。

2011年度研究助成採択者及び助成金額

(1) 新規助成

氏 名 所属 推薦機関 研究課題等 助成金額
(万円)
堀 賀貴 九州大学大学院
人間環境学研究院
教授
日本建築学会 古代ローマ都市オスティアのジェネラルマップの改訂とその三次元化 125
川井敬二 熊本大学大学院
自然科学研究科
助教
日本建築学会 日本における交通騒音社会調査データアーカイブの設立、およびデータの二次分析を通した騒音施策のための科学的基盤の提示 160
阪田弘一 京都工芸繊維大学大学院
工芸科学研究科
准教授
日本建築学会 大規模災害時の応急居住生活への持続的住環境改善支援システム構築のためのアクションリサーチ 130
樋山恭助 東京大学
生産技術研究所
助教
日本建築学会 ゼロ・エネルギー熱源による住宅用デシカント空調システムの開発 155
柴 錦春 佐賀大学大学院
工学研究科
教授
土木学会 真空圧と載荷荷重の併用による地盤の圧密変形特性 215
小澤満津雄 岐阜大学
工学部
助教
土木学会 火災時におけるセメント系材料の爆裂評価手法の開発 120
今井 剛 山口大学大学院
工学研究科
教授
土木学会 発展途上国のための養殖池等への新規酸素供給方法の開発 125
堀 宗朗 東京大学
地震研究所
教授
土木学会 地下空間を有する構造物の免震・免波性能の研究 170
森 昌司 横浜国立大学
大学院
工学研究院
准教授
日本機械学会 超親水性加工を施したハニカム多孔質体による限界熱流束の向上とそのメカニズムの解明 170
小林恭一 東京理科大学
総合研究機構
教授
日本火災学会 老人介護福祉施設の火災による死者数の低減を目指した避難安全性手法の実践的な研究 125
長谷川兼一 秋田県立大学
システム科学
技術学部
准教授
空気調和・衛生工学会 津波による浸水被害住宅における環境問題の実態調査と改善手法の提案 155
小高猛司 名城大学
理工学部
教授
地盤工学会 低レベル放射性廃棄物の余裕深度処分に用いる高密度ベントナイト遮水材の力学特性の再評価 145
安部哲人 (独)森林総合
研究所
九州支所
主任研究員
日本生態学会 世界自然遺産・小笠原諸島の荒廃地における固有樹種を用いた森林復元の評価 110
千葉 功 学習院大学
文学部
教授
学習院大学 歴史学的アプローチによる現代日本の都市生活・文化の起源解明のための基礎的研究 165
吉田早苗 東京大学
史料編纂所
教授
東京大学
史料編纂所
前近代政務関係用語の古記録全文翻訳における分析と選択に関する研究 95
杉本智俊 慶應義塾大学
文学部
教授
慶應義塾大学 パレスチナ自治区における考古遺跡の研究、保存、活用の基盤整備に向けた基礎的研究 245
深見奈緒子 早稲田大学
イスラーム地域
研究機構
上級研究員
早稲田大学 歴史的多文化都市における居住に関する多様性の研究―世界遺産都市ペナンとマラッカ 235 
計 17件 2,645


(2) 継続助成

氏 名 所属 推薦機関 研究課題等 助成金額
(万円)
大崎 純 広島大学大学院
工学研究院
教授
日本建築学会 鋼構造骨組の制振ディバイス最適化のための数値実験システムの開発 155
小川厚治 熊本大学大学院
自然科学研究科
教授
日本建築学会  偏心をもつ鋼構造骨組の地震応答解析用単純化動力学モデル 110
向出静司 大阪大学大学院
工学研究科
助教
日本建築学会 鋼構造露出柱脚に適用するための鋼管型ダンパーの開発 165
柏 尚稔 大阪大学大学院
工学研究科
助教
日本建築学会 杭の損傷を低減させるための杭周囲地盤改良法の開発 120
瀧野敦夫 大阪大学大学院
工学研究科
助教
日本建築学会 3次元有限要素解析を用いた伝統的木造建築物の耐震性能解析に関する研究 130
成田 剛 日本工業大学
工学部
准教授
日本建築学会 ラオス国シェンクアン仏教寺院遺跡群保存のための修復技法に関する研究-シム(仏堂)遺構の緊急倒壊防止工事の実施と基礎・基壇の構造調査- 130
小林克弘 首都大学東京
大学院
都市環境科学
研究科教授
日本建築学会 コンバージョン建築海外事例に関する調査研究-日本国内におけるコンバージョン・デザインの向上を目指して 135
増田幸宏 豊橋技術科学
大学
建築・都市
システム学系
准教授
日本建築学会 災害に対する建物のレジリエンス(機能障害からの復旧能力)を評価する手法の開発と新たな災害保険制度への応用研究 115
呉 智深 茨城大学
工学部教授
土木学会 橋梁構造物の早期損傷検知およびヘルスモニタリングのための動的ひずみ分布光ファイバセンシング技術の開発 120
長井宏平 東京大学大学院
工学系研究科
特任講師
土木学会 縮退する中山間集落の広域との整合性のある持続再生 145
長山智則 東京大学大学院
工学系研究科
講師
土木学会 安価な無線センサを利用した地震時構造物挙動観測システムの構築 115
ボンコッゲサクル・ナタコーン 高知工科大学
社会マネジメント
研究所助教
土木学会 橋梁全体のLCC最小化を成す定期点検戦略 60
吉川弘道 東京都市大学
総合研究所
教授
土木学会 既存構造施設に対する日欧米統合型地震リスク評価手法の開発と巨大災害保険ポートフォリオへの適用に関する研究 85
佐野友紀 早稲田大学
大学院
人間科学学術院
准教授
日本火災学会 高層建築物内に存する保育施設の実効性のある避難安全計画 60
森 知也 京都大学
経済研究所
教授
京都大学
経済研究所
空間経済のフラクタル構造と中心地法則性に関する実証・理論分析およびその政策的含意 90 
杉山正明 京都大学大学院
文学研究科
教授
京都大学大学院
文学研究科
モンゴル時代の「知」の東西-百科事典を中心に- 130 
計 16件 1,865
研究助成合計 33件 4,510


2.研究者交流援助

自然科学系、人文・社会科学系ともそれぞれ別記大学の学長等へ候補者の推薦を依頼した。
 短期派遣1件、長期派遣7件、長期受入れ3件の推薦があり、選考委員会において慎重に検討を行い、下記のように長期派遣3件、長期受入れ1件を選考し、理事会に諮って決定した。

(1) 短期派遣

 顕著な研究業績を有し、学術の国際交流に貢献するため外国において、活発な研究活動を行っている研究者と討論、あるいは大学等で特別講演等を行う我が国の上級研究者(教授級)に対して、原則として派遣期間は、3ヵ月以内とし、渡航費(往復)、外国内旅費及び滞在費約15,000円/日の援助を行う。

(2) 長期派遣

 すぐれた研究業績を有し、外国において単独、又は共同の研究を行い、その研究分野の発展に寄与する中堅研究者(准教授、講師、助教)に対して、原則として派遣期間は、1ヵ年とし、渡航費(往復)及び滞在費約10,000円/日を援助する。

派遣(長期)

申請者 研究課題 派遣先 派遣
期間
日数 援助
金額
(万円)
氏名 所属機関・
職名
橋本勝文 北海道大学
大学院
工学研究院
助教
放射性廃棄物処分におけるセメント固化体および放射性核種の超長期挙動の解明 イギリス 12.10.1

13.9.30
365 320
ハンドフォード・マイケル 東京大学
大学院
工学系研究科
教授
日本人土木技術者の国際求心力強化のためのテキスト教材開発 イギリス 12.8.1

13.7.31
365 330
堂免隆浩 一橋大学
大学院
社会学研究科
准教授
英国の地方分権改革後におけるコミュニティ・プランへの住民関与の成立条件 イギリス 12.9.1

13.8.31
365 320
派遣(長期) 計 3件 970
派遣合計 3件 970

(3) 短期招へい

顕著な研究業績を有し、学術の国際交流に貢献するため、我が国において活発な研究活動を行っている研究者と討論、あるいは大学等で特別講演等を行う外国の上級研究者(教授級)に対して、原則として招へい期間は、3ヵ月以内とし、渡航費(往復)、国内旅費及び滞在費約17,000/日を援助する。

(4) 長期受入れ

我が国において単独、又は共同の研究を行い、その研究分野の発展に寄与する有能な中堅研究者(准教授級)及び若手研究者(助教、大学院学生)を対象としている。
 中堅研究者に対しては、原則として受入れ期間は、3ヵ月以上1ヵ年以内とし、渡航費(往復)及び滞在費約10,000円/日を援助する。なお、必要ある場合は、国内旅費を支給することがある。又若手研究者に対しては、受入れ期間は、原則として1ヵ年とし渡航費(往復)及び滞在費約190,000円/月を支給する。すでに我が国に滞在中の研究者には滞在費のみを援助する。なお、必要ある場合は、国内旅費を支給することがある。

長期受入れ

申 請 者 受入れ研究者 研究課題 期間 援助
金額
(万円)
氏名 所属機関
・職名
氏名 所属機関
・職名
国籍
小林潔司 京都大学
大学院
工学研究科
教授
ルウォン・ファン・ビン 交通通信大学
工学部
上級講師
ベトナム ベトナムにおける橋梁を対象としたアセットマネジメントシステムの開発とその実装 12.4.1

13.3.31
365日間
170
受入れ 計 1件 170
研究者交流援助合計 計 4件 1,140


3.国際学術交流援助

我が国で開催される国際研究集会(シンポジウム、セミナー等小規模のものを含む)の運営費の一部特にプロシーディングなどの刊行費の援助及び国際的な共同研究(2国間の共同研究を含む)に対する援助を行う。
 2011年度は、次のとおり援助を行った。

国際研究集会開催援助

会 議 名 期間 開催地 申請者 金額
(万円)
国際フォーラム「東アジア共同体の現状と展望」 11. 7.1~
7.3
長野県
茅野市
実行委員長
桜美林大学
リベラルアーツ学群教授
李 恩民
50
第6回日中シールド技術交流会 11. 8.3~
8.5
新潟市 実行委員長
早稲田大学創造理工学部教授
小泉 淳
50
海岸構造物に関する国際会議2011 11. 9.5~
9.9
横浜市 組織委員長
港湾空港技術研究所
研究主監
高橋重雄
50
第3回熱と流れのシミュレーション・アジア国際シンポジウム 11. 9.22~
9.26
京都市
(京都大学)
実行委員長
諏訪東京理科大学学長
河村 洋
50
第8回プラズマ応用科学国際シンポジウム 11. 9.26~
9.30
神奈川県
箱根町
組織委員長
大阪大学
接合科学研究所准教授
小林 明
50
国際研究集会 計 5件 250
国際学術交流援助合計 計5件 250