助成一覧 2012年度(平成24年度)

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 2012年度においては、都市・居住環境の整備及び国土・資源の有効利用等による国民生活環境の向上、我が国学術の発展並びに学術の国際交流を図るため、この目的にかなった次の事項に対して事業を行った。

1. 研究助成 32件 4,285万円
2. 研究者交流援助 4件 852万円
3. 国際学術交流援助 12件 600万円
総 計 48件 5,737万円

1.研究助成

 前記の目的に該当する研究を行なう研究者又は研究グループについて、自然科学系は別記学会の代表者、人文・社会科学系は別記大学の学長等に推薦を依頼した。
 46件(自然科学系41件、人文・社会科学系5件)の推薦があり、選考委員会において慎重に検討を行い、下記のとおり32件(新規21件、継続11件)を選考し、理事会に諮って決定した。

2012年度研究助成採択者及び助成金額

(1) 新規助成

氏 名 所属 推薦機関 研究課題等 助成金額
(万円)
大方潤一郎 東京大学大学院
工学系研究科
教授
日本都市計画学会 米国の人口減少都市における地区・都市再生の研究 145
田中光太郎 茨城大学
工学部
講師
日本機械学会 持続可能性のある新規バイオ燃料の既存熱機関への適用 130
小茂鳥 潤 慶応義塾大学
理工学部
教授
日本機械学会 水素供給用インフラ設備に利用する構造用鋼の表面改質 190
新谷眞人 早稲田大学
理工学術院
特任教授
日本建築学会 アンコール遺跡バイヨン寺院を対象とした歴史的組積造建造物の保存修復に関する構造工学的研究 240
三田村哲哉 兵庫県立大学
環境人間学部
准教授
日本建築学会 歴史的街区の保全と新市街地の建設の両立-イスタンブールにおける建築家・都市計画家レオン=アンリ・プロストの功績- 140
伊藤 毅 東京大学大学院
工学系研究科
教授
日本建築学会 領域都市論による史的比較研究-イタリア・ヴェネトとオランダ・フリースラント調査をとおして 130
持田 灯 東北大学大学院
工学研究科
教授
日本建築学会 樹林密度の差が蒸散効果に及ぼす影響の計測と分析によるCASBEE-HI等のアセスメントシステムの改善 130
加藤孝明 東京大学
生産技術研究所
准教授
日本建築学会 木造密集市街地の防災性向上に資する防火・耐震化改修技術の研究 130
吉田秀典 香川大学
工学部
教授
土木学会 各種鉱物における放射性物質の吸着特性に関する研究と除染マットの開発 160
宮森保紀 北見工業大学
工学部
准教授
土木学会 スマートセンシング時代に対応した橋梁振動データレポジトリシステムの開発 100
中川善典 高知工科大学
マネジメント学部
准教授
土木学会 既存不適格の木造住宅家主が耐震補強工事に踏み切る心理メカニズムの解明-「耐震化をやる気」と「実際の行動」とのギャップを埋めるにはどうすればよいか- 95
原 弘行 山口大学大学院
理工学研究科
助教
地盤工学会 海水環境下において固化処理土表面に現れる白色堆積物が劣化の進行に及ぼす影響とその生成機構に関する基礎的研究 150
森 章 横浜国立大学
大学院
環境情報研究院
准教授
日本生態学会 群集の系統情報により評価する気候変動下における生態系の挙動性と普遍性 110
廣井 悠 名古屋大学
減災連携研究センター
准教授
日本火災学会 東日本大震災における地震火災の発生原因と消火実態の解明に関する研究 190
田井 明 九州大学大学院
工学研究院
助教
日本海洋学会 マングローブ河口域の土砂堆積の進行が流域の洪水に与える影響の評価 160
田中 茂 慶應義塾大学
理工学部
教授
日本化学会 都市河川水中で生成される有害ホルムアルデヒドの新たな除去処理技術の開発 160
近藤靖史 東京都市大学
工学部
教授
空気調和・衛生工学会 排気セントラル換気方式を採用した住宅における適切な換気経路に関する研究 145 
珠玖隆行 岡山大学大学院
環境生命科学研究科
助教
農業農村工学会 シビアアクシデントに対する農業水利システムのリスク管理手法の構築 85
佐藤 仁 東京大学
東洋文化研究所
准教授
東京大学
東洋文化研究所
危機と第一次産業の持続性:資源生産者の視点から 95
中野隆生 学習院大学
文学部
教授
学習院大学 20世紀の都市社会と居住空間にかんする歴史的研究-ヨーロッパと日本- 195
桜井啓子 早稲田大学
イスラーム地域研究機構
教授・機構長
早稲田大学 乾燥地域における水資源管理をめぐるイスラーム的合意形成-ナイル川流域とアラビア半島の比較- 150
計 21件 3,030


(2) 継続助成

氏 名 所属 推薦機関 研究課題等 助成金額
(万円)
堀 賀貴 九州大学大学院
人間環境学研究院
教授
日本建築学会 古代ローマ都市オスティアのジェネラルマップの改訂とその三次元化 140
阪田弘一 京都工芸繊維大学大学院
工芸科学研究科
准教授
日本建築学会 大規模災害時の応急居住生活への持続的住環境改善支援システム構築のためのアクションリサーチ 110
樋山恭助 東京大学
生産技術研究所
助教
日本建築学会 ゼロ・エネルギー熱源による住宅用デシカント空調システムの開発 85
小澤満津雄 岐阜大学
工学部
助教
土木学会 火災時におけるセメント系材料の爆裂評価手法の開発 135
今井 剛 山口大学大学院
工学研究科
教授
土木学会 発展途上国のための養殖池等への新規酸素供給方法の開発 140
堀 宗朗 東京大学
地震研究所
教授
土木学会 地下空間を有する構造物の免震・免波性能の研究 120
森 昌司 横浜国立大学
大学院
工学研究院
准教授
日本機械学会 超親水性加工を施したハニカム多孔質体による限界熱流束の向上とそのメカニズムの解明 115
小林恭一 東京理科大学
総合研究機構
教授
日本火災学会 老人介護福祉施設の火災による死者数の低減を目指した避難安全性手法の実践的な研究 120
長谷川兼一 秋田県立大学
システム科学
技術学部
准教授
空気調和・衛生工学会 津波による浸水被害住宅における環境問題の実態調査と改善手法の提案 80
小高猛司 名城大学
理工学部
教授
地盤工学会 低レベル放射性廃棄物の余裕深度処分に用いる高密度ベントナイト遮水材の力学特性の再評価 110
吉田早苗 東京大学
史料編纂所
教授
東京大学
史料編纂所
前近代政務関係用語の古記録全文翻訳における分析と選択に関する研究 100
計 11件 1,255
研究助成合計 32件 4,285


2.研究者交流援助

自然科学系、人文・社会科学系ともそれぞれ別記大学の学長等へ候補者の推薦を依頼した。
 短期派遣2件、長期派遣1件、短期招へい1件、長期受入れ1件の推薦があり、選考委員会において慎重に検討を行い、下記のように短期派遣1件、長期派遣1件、短期招へい1件、長期受入れ1件を選考し、理事会に諮って決定した。

(1) 短期派遣

 顕著な研究業績を有し、学術の国際交流に貢献するため外国において、活発な研究活動を行っている研究者と討論、あるいは大学等で特別講演等を行う我が国の上級研究者(教授級)に対して、原則として派遣期間は、3ヵ月以内とし、渡航費(往復)、外国内旅費及び滞在費約15,000円/日の援助を行う。

派遣(短期)

申請者 研究課題 派遣先 派遣
期間
日数 援助
金額
(万円)
氏名 所属機関・
職名
風間 聡 東北大学
大学院
工学研究科
教授
気候変動下の水環境保全のための適応策研究 アメリカ 13.5.1

13.7.31
92 178
派遣(短期) 計 1件 178

(2) 長期派遣

 すぐれた研究業績を有し、外国において単独、又は共同の研究を行い、その研究分野の発展に寄与する中堅研究者(准教授、講師、助教)に対して、原則として派遣期間は、1ヵ年とし、渡航費(往復)及び滞在費約10,000円/日を援助する。

派遣(長期)

申請者 研究課題 派遣先 派遣
期間
日数 援助
金額
(万円)
氏名 所属機関・
職名
有田 守 大阪大学
大学院
工学研究科
助教
ステレオ画像法を用いた砕波帯内の3次元波浪計測 オーストラリア 13.4.1

14.3.31
365 320
派遣(長期) 計 1件 320
派遣合計 2件 498

(3) 短期招へい

顕著な研究業績を有し、学術の国際交流に貢献するため、我が国において活発な研究活動を行っている研究者と討論、あるいは大学等で特別講演等を行う外国の上級研究者(教授級)に対して、原則として招へい期間は、3ヵ月以内とし、渡航費(往復)、国内旅費及び滞在費約17,000円/日を援助する。

短期招へい

申 請 者 受入れ研究者 研究課題 期間 援助
金額
(万円)
氏名 所属機関
・職名
氏名 所属機関
・職名
国籍
内藤正人 慶應義塾大学
文学部
教授
康 志賢 全南大学校
国際学部
教授
韓国 19世紀絵入り板本と浮世絵の活用および保存のための〈膝栗毛もの〉作品群に関する美術史学・文学史学的調査と研究 13.6.23

13.8.31
70日間
113
招へい 計 1件 113

(4) 長期受入れ

我が国において単独、又は共同の研究を行い、その研究分野の発展に寄与する有能な中堅研究者(准教授級)及び若手研究者(助教、大学院学生)を対象としている。
 中堅研究者に対しては、原則として受入れ期間は、3ヵ月以上1ヵ年以内とし、渡航費(往復)及び滞在費約10,000円/日を援助する。なお、必要ある場合は、国内旅費を支給することがある。又若手研究者に対しては、受入れ期間は、原則として1ヵ年とし渡航費(往復)及び滞在費約190,000円/月を支給する。すでに我が国に滞在中の研究者には滞在費のみを援助する。なお、必要ある場合は、国内旅費を支給することがある。

長期受入れ

申 請 者 受入れ研究者 研究課題 期間 援助
金額
(万円)
氏名 所属機関
・職名
氏名 所属機関
・職名
国籍
柳沢 遊 慶應義塾大学
経済学部
教授
張 暁紅 大連理工大学
管理経済学部
講師
中国 近代における中国東北部の工業都市形成 13.5.10

14.1.28
264日間
241
受入れ 計 1件 241
研究者交流援助合計 計 4件 852


3.国際学術交流援助 

我が国で開催される国際研究集会(シンポジウム、セミナー等小規模のものを含む)の運営費の一部特にプロシーディングなどの刊行費の援助及び国際的な共同研究(2国間の共同研究を含む)に対する援助を行う。
 2012年度は、次のとおり援助を行った。

国際研究集会開催援助

会 議 名 期間 開催地 申請者 金額
(万円)
第19回非線形音響国際シンポジウム 12. 5.21~
5.24
東京
(早稲田大)
組織委員長
電気通信大学大学院
情報理工学研究科 教授
鎌倉友男
50
第10回国際鳥類内分泌学シンポジウム(ISAE2012岐阜) 12. 6.5~
6.9
岐阜市 組織委員長
早稲田大学教育・総合科学学術院 教授
筒井和義
50
第7回雪工学国際会議 12. 6.6~
6.8
福井市 実行委員長
福井大学大学院
工学研究科 教授
福原輝幸
50
IUFRO侵略的外来種と国際貿易に関する国際会議 12. 6.10~
6.16
東京
(東京大)
運営委員長
東京大学大学院
新領域創成科学研究科 教授
福田健二
50
日米防火ワークショップ「火災研究:オペレーション友達」 12. 7.2~
7.4
つくば市 実行委員長
東京大学大学院
工学系研究科 特任教授
山田常圭
50
国際フォーラム「21世紀型学力を育むフューチャースクールの戦略と課題」 12. 7.6~
7.8
長野県
茅野市
実行委員長
帝京大学
教育学部 講師
大多和直樹
50
第2回国際スピン科学会議 12. 7.23~
7.25
宮城県
松島町
実行委員長
東北大学
多元物質科学研究所 教授
山内清語
50
国際MRS連合電子材料国際会議2012 シンポジウムB-5 酸化物薄膜複合材料の作製と特性 12. 9.23~
9.28
横浜市 実行委員長
三重大学大学院
工学研究科 教授
遠藤民生
50
第25回固体内原子衝突に関する国際会議 12. 10.21~
10.25
京都市
(京都大)
組織委員長
理化学研究所
基幹研究所 主任研究員
東 俊行
50
第1回保全国際会議 12. 11.12~
11.14
東京
(東京大)
組織委員長
東京大学大学院
工学系研究科 教授
関村直人
50
岐路に立つ東アジア:市民による新しい東アジア社会の構築に向けて 12. 11.22~
11.24
東京
(上智大)
組織委員長
上智大学大学院
グローバルスタディーズ研究科 教授
野宮大志郎
50
第10回ナノ分子エレクトロニクス国際会議 12. 12.12~
12.14
兵庫県
淡路市
組織委員長
東京工業大学大学院
理工学研究科 教授
岩本光正
50
国際研究集会 計 12件 600
国際学術交流援助合計 計12件 600